あおもり韃靼そばの誕生秘話
韃靼そばはどこから来たの?
韃靼そばの原料は、主として苦そば(栽培種)になります。苦そばは、淡い赤色の花を咲かせることから、「紅(あか)そば」とも呼ばれます。苦そば(紅そば)の主な産地は、中国、ブータン、北インド、ネパールになります。
韃靼そばと普通そばは何が違うの?
韃靼そばの成分の特性としては、普通そばよりもルチン、シス・ウンベル酸が多く含まれています。ルチンは毛細血管を強くする効果があるとされ、中国・内モンゴル自治区に自生する苦そば(紅そば)は、日本そばよりも何と約100~640倍のルチンが含まれていると言われています。また、シス・ウンベル酸は、美白効果やシミ・ソバカス防止の効果があると言われています。
韃靼そばとの出会いは?
平成14年の秋も深まってきた頃、青森操作場跡地(ヤード)の広大な地に、これまで見たことのない淡い赤色の可憐な花・・・紅そば・・・が咲き誇っていました。その美しい光景を目の当たりにし、紅そばに対する強い好奇心とこだわりが湧き上がってきました。その後、紅そばのことを調べていくうちに、無限の可能性を感じ、新たなビジネスチャンスとして「韃靼そば」の開発を志すようになりました。今でも少年時代のようなワクワクした気持ちになったことをはっきりと覚えています。こんな偶然の出会いから、私たちと韃靼そばの関係は始まりました。
なぜ青森県産の韃靼そばを販売しようと思ったの?
青森県の一次産業は、諸外国からの輸入産品の進出、国の減反政策等により、将来を展望できない厳しい現況にあります。そこで私たちは、本県の地場産業である一次産業(農業)の活性化と後継者の育成、新たな地域食文化の創造と魅力づくり等について様々な角度から調査・研究を行い、「あおもり韃靼そば」の開発に着手しました。健康志向、本物志向が高まる中、本県の地域経済の活力化に貢献したいという思いで、青森県産の韃靼そばの販売を始めました。